2024年9月、小山市田園環境都市推進課 移住定住推進係さんからのご依頼で、小山市移住定住ガイドブックのデザインをさせていただきました。
栃木県小山市は、特に東京圏からの移住者を歓迎しています。そんな方々へ向けて制作した、半都会・半田舎の小山市のことや補助金のことが把握できるパンフレットです。
都会と田舎の良いとこどりができる地への移住を検討されている方は、ぜひご覧ください!
(小山市移住・定住サイト おゃ!まぁ!おやまライフはこちら)
最終成果物
↑パンフレット
「半都会・半田舎」「小さな自慢が山ほどあります」と謳う小山市の等身大の魅力が伝わるよう、親しみやすさとスッキリ感のバランスを意識してデザインしました。
データのページは表やグラフを用いてわかりやすくまとめ、補助金のページは文章で丁寧に説明する分、段落分けや余白、あしらいを工夫して見やすくしました。
表紙や各所のイラスト、地図、グラフ、子育て支援の図のアイディアや見せ方も、デザイナーが提案し作成しました。
デザインのプロセス
STEP1:ヒアリング
依頼者様へのヒアリングを行いました。
パンフレット制作の経緯と目的、パンフレットの役割と機能、ターゲット、スケジュール、等をお伺いしました。
STEP2:テーマとデザインの参考例のご提案
ヒアリングの内容を元に導き出した、制作物のテーマ、デザインの参考例等をご提案しました(デザインの参考例は掲載しておりません)。
一番始めに言葉と参考例を共有し、依頼者様とデザイナーの目線合わせを行っています。
こちらの内容でご承認いただき、次のステップへ進めました。
STEP3:デザインの方向性のご提案
テーマと参考例を元に、デザインの方向性を3つご提案しました。
この時は、「表紙と本文1ページのみ」でお見せしました。
表紙はA案、本文はB案をベースにし、色合いや全体の雰囲気を調整することで合意し、次のステップへ進めることになりました。
STEP4:具体的なデザインのご提案
前回の打ち合わせの内容を元に、具体的なデザインを3案ご提示しました。
この時は、「表紙と本文1ページのみ」でお見せしました。
表紙は何が描かれているかわかりやすく親しみやすいA-1、本文は情報のゾーニングがわかりやすくジャンプ率が良いA-2に決定しました。
気になる箇所や修正点についてご確認し、次のステップへ進めました。
STEP5:全ページへの展開と改良
決定した表紙と本文に基づき、全ページへデザインを展開していきました。
イラストの清書を行なった他、良さやわかりやすさが引き立つように色味やあしらいの修正を何度も行いました。
依頼者様と密にやり取りをしながら、内容や誤字脱字の確認等も繰り返しました。
印刷所の担当者様とも連絡を取り、出稿データの問題を極力減らすよう努めました。
以上の内容でご承認をいただき、最終成果物のデザインでご納品となりました。
依頼者様からのご感想
・完成したパンフレットを相談者にお見せした時に、「子育てページがわかりやすい!」と言って貰えて嬉しかった。
地図ページに記載された稲や木のイラストから、「この辺りは田舎?」とすぐに理解して貰えるようになった。また、じゃがまいたのイラストから会話も膨らんで良い。
・相談に乗る自分たちも、とても楽になって嬉しい。パンフレット作成前は、移住相談イベントに複数種類のチラシや資料をカートに積んで持参していたが、パンフレット完成後はこれ1冊を持って行けば大丈夫。必要な情報も全て集約されていて、説明もしやすくなった。
・修正指示に対しするデザイナーの意見を言って貰えて良かった。より良くしようと頑張って貰えた。(※この時は、地図の修正指示に対して「指示通りに作るとこうです。少し見辛いと思ったので違うバージョンも作りました」と複数パターンお見せしてご意見をお伝えしました)
・イラスト素材を使うデザイナーが多い中、イラストを1から描ける松本さんはありがたい。
・松本さんから渡された「テーマとデザインの参考例」の資料が、デザインにあまり詳しくないメンバーにとっては、何について書かれているのかわかりづらかった様子。