工房アオイロとんぼ ロゴデザイン

2023年9月、工房アオイロとんぼさんのロゴをデザインさせていただきました。
工房アオイロとんぼさんは、京都府南丹市にある、トンボ玉職人と藍染職人のご夫婦が営まれる工房です。
地域密着型の工房で、トンボ玉と藍染の体験や商品の購入ができる他、地域のサードプレイスとしても機能することを目指されています。
2024年春にオープン予定ですので、オープン前には情報をチェック、オープン後にはぜひ足を運んでみてください!
(工房アオイロとんぼさんの公式Instagramは今後開設予定です)

最終成果物

ロゴ


シンボルマークはトンボをモチーフに、色はトンボが飛ぶ青天をイメージしました。
工房名とリンクさせ、すぐに覚えてもらえることを狙いました。
シンボルマークとロゴタイプは、親しみやすさとカチッとした雰囲気を併せ持った造形になっています。

地域に開けた親しみやすさと、技術や職人としての積み重ねを表現しました。

デザインのプロセス

STEP1:ヒアリング
依頼者様へのヒアリングを行いました。
遠方にお住まいでしたので、打ち合わせは全てZoomで行いました。
ロゴデザインへの要望、ロゴの使用予定場所、ロゴデザインをしたいと思われた理由、工房を開く経緯や意図、これまでのお仕事の経緯、今後の展望や野望、ご夫婦の馴れ初め、所在地の雰囲気等をお伺いしました。
今回は都合上直接赴くことができず馴染みのない地域が舞台でしたので、地域の雰囲気やそちらに至った経緯などを詳しくお伺いし、マップやストリートビューで周辺の情報や雰囲気を念入りに確認しました。

STEP2:テーマとデザインの参考例のご提案

ヒアリングの内容を元に導き出した、制作物のテーマ、デザインの参考例等をご提案しました(デザインの参考例は掲載しておりません)。
一番始めに言葉と参考例を共有し、依頼者様とデザイナーの目線合わせを行っています。
こちらの内容でご承認いただき、次のステップへ進めました。

STEP3:デザインの方向性のご提案

テーマと参考例を元に、デザインの方向性を3つご提案しました。
方向性をひとつに絞るのではなく、描いたスケッチの中から4案を選び改良することに決めました。

STEP4:具体的なロゴデザインのご提案

決定したアイディアを元に、具体的なロゴデザインを4案、色を3案ご提示しました。
シンボルマークは工房名とリンクしていてわかりやすくいA-3、ロゴタイプはA-1、色は藍染としては逆に珍しい晴天色に決まりました。
気になる箇所や、改良の方向についてご確認し、次のステップへ進めました。

STEP5:改良

シンボルマークのバリエーションの検討や細部の調整、シンボルマークに合わせたロゴタイプの改良を行いました。
以上の内容でご承認をいただき、最終成果物のデザインでご納品となりました。

依頼者様からのご感想
・初回の打ち合わせで色々な話をして、人となりを伝えて、その上で色々なデザインを見せてもらえたから、納得してトンボのロゴに決めることができた。
・一見必要のなさそうな情報からも、アイディアを拾って貰えて良かった。特に屋根のシンボルマークのアイディア、浅葱色×鉛丹色の色のアイディアは、工房の外観や子供の話をしたからこそ出た案だと思う。
・色々な案があったので、夫婦で意見が割れた。引っ張ってもらいたい人は、悩んでしまうかもしれない。