2024年4月、小山自慢株式会社さんの商品「おとっぺ」の改良パッケージシールをデザインさせていただきました。
おとっぺは、栃木県産のブランド豚を使ったベーコンやソーセージ、栃木県内で製造されているもつ煮などを有するブランドです。
どの商品も非常に美味しいので、ぜひ一度ご賞味ください!厚切りベーコンがイチオシです。BLTにすると飛ぶぞ。
パッケージシールは順次切り替わっていく予定です。
(小山自慢株式会社さんホームページ内、おとっぺの紹介ページはこちら)
(おとっぺのInstagramはこちら)
最終成果物
↑パッケージシール(小山ブランド豚おとんを使用したグループ)
↑パッケージシール(宇都宮みずほのポークを使用したグループ)
↑パッケージシール(国産もつを使用したグループ)
ロゴに入っている豚のキャラクター「おとっぺちゃん」を中心に据え、親しみやすさと本物感の演出を目指しました。
シール上下の幾何模様は、ベーコン、ソーセージ、ハム、もつを図案化したものです。
おとっぺブランドの中に「おとん」「みずほのポーク」「もつ」の3グループがあり、更に各グループの中にたくさんの商品数があるため、製造スタッフさん、配送スタッフさん、ネットで注文するお客様、店頭で購入するお客様それぞれの目線を考えながら、識別性を意識してデザインしました。
デザインのプロセス
STEP1:ヒアリング
依頼者様へのヒアリングを行いました。
パッケージシールデザインへの要望、パッケージシールを改良したいと思われた理由、商品の開発経緯、今後の展望や野望、事業のやりがいや大変なこと、近況等をお伺いしました。
STEP2:テーマとデザインの参考例のご提案
ヒアリングの内容を元に導き出した、制作物のテーマ、デザインの参考例等をご提案しました(デザインの参考例は掲載しておりません)。
一番始めに言葉と参考例を共有し、依頼者様とデザイナーの目線合わせを行っています。
こちらの内容でご承認いただき、次のステップへ進めました。
STEP3:具体的なデザインのご提案
テーマと参考例を元に制作したデザイン案3つをご提示しました。
この時は、「代表的な4商品」に絞ってお見せしました。
普段はこの段階ではデザインの方向性をご提示するのですが、期間と費用の都合上、事前にご了承いただいた上で具体案をご提示しました。
何度かお仕事をさせていただいた依頼者様で、進め方や重視するポイントが共有できている場合は、このようなご対応も可能です。
ぱっと見の印象がおしゃれで、親しみやすさと本物感のバランスが良いC案で進めることに決まりました。
内容の修正方向についてご相談しつつ、次のステップに進めました。
STEP4:全商品への展開、識別性(=グループ、商品ごとの色)のご提案
書体や表記、模様などを作り込み、デザインを他の全商品に展開しました。
更にグループごとの色、商品ごとの色をご提案しました。
「3グループの違いがわかる」「商品ごとの違いがわかる」「おいしそうに見える」「親しみやすく本物感がある」ことを意識した色の提案は大変でしたが、何度も提案を行い依頼者様にも粘り強くご対応いただき、最終的には良いバランスの色にできたと思います。
商品名の後ろに使用している帯色は、「厚切りベーコンを買いに行って、あらびきフランクフルトを買う間違いはしにくいだろう」という想定の元、「ベーコン同士、ソーセージ同士、ハム同士で同じ色は使わない。ベーコンとソーセージに同じ色があるのはOK」というルールにしました。
以上の内容でご承認をいただき、最終成果物のデザインでご納品となりました。